「乙一デビュー30周年記念自選短編集1996-2026」を読んで。

10代の頃にハマって読み漁って以来、

アラサーの今でも大好きな作家、乙一さん。

この度、記念すべき

『乙一デビュー30周年記念自選短編集1996-2026』

が発売されたので、サイン本をゲット☆

なにげに乙一さんのサイン本初めてでうれしい😆

読んだことある作品も収録されていたけど、

やっぱり乙一さんの作品は何度読んでも飽きない。

読んだことのあるお話も、とばすことなくぜーんぶ再読。

乙一さん独特の文体とか世界観があるんだよなー……。

静かでどこか淡々としてて、大好き🥰

印象に残ったお話をいくつか語っていく。

『ウソカノ』

再読の作品。

友達に軽い気持ちで「彼女がいる」と嘘をついたら皆信じてしまい、後に引けなくなってしまった高校生のお話。

架空の彼女の設定がどんどん増えていき、話の辻褄を合わせるために

「彼女」が好きなとある趣味を始めたり、徐々に惰性で生きていた主人公の人生が彩りはじめる……。

嘘かどうかなんて、本当はどうでもいいことなのかもしれない。

実在しないはずの「彼女」とのやりとりが、現実の世界にジワジワと浸食してくるのが心地よかった。

『おじいさんのひげのなか』

おじいさんのながーいひげのなかに迷い込んでしまうお話。

これを聞いただけだと「どういうこと?」となると思う。

読んでみればわかる。

こういう絵本とか童話みたいな可愛いお話大好き。

『山羊座の友人』

他の短編集にも収録されている作品なので再読。

家のベランダに次々と奇妙な漂流物が風にのってやってくるお話。

主人公の周辺で、とある殺人事件が起き、漂流物としてやってきた「未来の日付の新聞」の内容と重なる。そして主人公はこれから起きる「あること」を阻止するために動き始める……。

ラスト、まさかの展開🫢

『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』

これぞ「黒乙一」な作品。

拉致、監禁された少女と犯人との間に、普通ではありえない絆が湧き始める……。

異様な環境で過ごす中、徐々に少女も犯人も思ってもいなかった展開へ🫢

お話全体に漂う、どこか幻想的な雰囲気が素敵。

他にも素敵な作品がたくさん収録されていたんだけど、長くなってしまうのでこの辺で。

乙一作品は何度も読み返しているものが多いけど、この本もそのうちの一冊になると思う。

乙一さんの作品って、怖いお話も多いけど、なんかホッとするんだよな。

これ、なんでなんだろう。

fujiko

はじめまして。フジ子です。
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